巨大与党・高市1強の時代に「ストッパー」は誰か 憲法は為政者の好む国の形を示すのではない

巨大与党ぶりを見せつけている高市早苗総理の自民党ですが、中道が大敗してしまった今、ストッパーは出てくるのか。野党の存在意義、憲法改正、言論の自由などの観点から私が「これだけは言いたい!」をお伝えします。
田原総一朗 2026.03.17
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来年度予算案が衆院を通過しまして、議論が本当に尽くされたのかという疑問は付きまといます。そして、やはり高市自民党の「1強」感が強い。中道が野党として大敗したから、今後、巨大与党に立ち向かうというか、ストッパーとしての対立軸がどうなるかというのが注目だ。

やはり中道は中途半端だった

首相官邸のHPから

首相官邸のHPから

野党にそういう存在がいるのか?今までは、与党内ではありましたが公明党がその役割を担っていた。今のところ、この野党の状況を考えると具体的な名前、存在が思いつかないのも事実だ。そのあたりは読者のみなさんと考えてみたい。もしかすると、自民党の中からストッパー役的な存在が出てくるかもしれない。岸田文雄さん、斎藤健さんとかいるけど、まだはっきりと見えてきてはいない。石破茂さんも、高市政権に抑制的なニュアンスの言葉は出しているものの、どこまで影響力があるか判断できないので、皆様からも是非ご意見いただきたい。

通常は巨大与党のストッパーは野党になる。ただ、3分の2以上の議席を自民党が有するのが現状だ。僕が言うように自民党内のだらしなさもあるが。前回も触れたように中道のスタンス、政策が中途半場すぎたからこのような状況になった。当時から多数派は自民党(自民・維新)だったので、やはりそのあたりの差異、違いを鮮明にしなくてはいけなかったと思う。それは負けた後の国会や、今後の政治でも同じだ。自民党のとの違いをはっきりさせて対峙していく。これをしっかりやれれば、中道も復活する道はあると思っている。

野党は大きい存在であるべきだと僕はずっと言い続けているから、中道の枠組みを保って大きくなるのが良いかなとは思っている。けれど、参院ではまだ別の党を維持している。ここは読者の方を含めてみなさんの意見も聞いてみたい。中道という枠組みで立憲と公明は完全に一緒になるべきなのかどうかということ。実際、公明党だけで政権を取れるのか、公明党だけで役所を動かせるのかといったら、立憲だけでそれができるのか。大きな存在になるために何をすべきかということだと思う。

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