日本に求められるのはアメリカを変えること 首脳たちに「これだけは言いたい!」
2026年になりました。すこし遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。90歳を超えましたが、ジャーナリストとして発信を続けていきたいと思っています。よろしくお願いします。僕は公然と、自民党も支持しない、野党も支持しない、だけど言いたいことは全部言う。このスタンスを大切にして今年もやっていきたいと思います。
石破政権とは何だったのか
今年何が起きていくかというのにも興味はあるけれど、まずは2025年を振り返ってみたい。非常に危ない年だった。世界的な戦争が起きるかどうか。危なかったけど、起こさないでなんとか終えることができた。だから平和を大切に考える年にしたい。
そういう平和の文脈で言うと、まず僕が評価したのは石破茂前首相が出した「戦後80年所感」だ。石破さんは在任時に談話として思いを出すことはできなかったけど、所感を出せた。これは出したことに意味があると言える。石破さんのファインプレーだったと評価している。あの所感を出せたこと、これだけで石破さんが総理になった意味があるぐらいだ。それは石破さんにも僕から直接伝えた。
石破政権は1年で終わってしまったけど、その時も石破さん自身は色々な思いがあっただろうと。僕は「今こそ頑張らなきゃいけないのに」とは話したよ。先日行った知人の誕生日会で「なんで辞めたの?」って聞いたら「天皇陛下にこれ以上ご迷惑をかけるわけにはいかない」と石破さんが言っていた。その時私は石破さんこそが真の愛国者なのではないかと思ったぐらいだ。石破さんはすごいなと思った。野党とももしっかり向きあって政権運営できたのは石破さんだったからだよね。石破さんは戦後80年所感で戦争への思いを語っていたけれど、僕自身は、あの戦争に反対しなかった天皇陛下になぜ戦争責任がないのか、ということにずっと疑問符を投げかけてきた。石破さんはそのあたり、責任についてあまりいわないけれど、ああいう負け戦とわかっている戦争にどうして突入したのかということをずっと考えている。やはり、負ける戦争をしたらだめだということを、石破さんは歴史が好きだからずっと言い続けている。それを所感にしたというのは評価に値する。在任中含めて石破さんとは色々と電話などで話したけど、基本彼のやることには僕は賛成していた。賛成することが多いので、それほど頻繁ではなかったけど、ピンチの時には「やめるな。頑張れ」とは伝えていた。
「石破辞めるな」デモにも取材で見に行きました。おそらく最年長だったのではないかと思っています。石破さんにもデモに行ったよといったらすごく喜んで笑っていた感じだったね。石破さんが今後どうするか興味はあるけど、もう総理は目指さないだろうね。やりたいって言ってきたら応援するかどうか考えることにはしています。
石破さんが臨んできた参院選とその後の動きをみていくと、あれはある意味「負け戦」だったという指摘もあるけれど、実際に負け戦だったかどうかはわからない。確かに、石破さんは最終的には勝てなかったかもしれないけれど、あの戦いはせざるを得なかったのではないかなと思っています。
石破さん以外で評価したい政治家としては、齋藤健さんだね。あとは赤沢亮正さん。特に赤沢さんはトランプ関税で、しっかりと渡り合ってがんばったね。齋藤さんは、自民党の政治家の中ではわりと正確にものごとを話すという印象がありますね。ただ少し細かすぎるので、秘密を守れるかどうか。リーダーになるには、そういったところと、正論を言いすぎないことも大切だと思う。正しすぎて正直すぎる。